「あなたの名は地にあまねく」  02.01.13  詩8:1〜10、
                                ルカ1:47〜50

 <主よ、私たちの主よ。あなたの御名は、いかに力強く全地に
満ちていることでしょう。> ここには、深い感動を味わい、生きる力を得、
神を賛美せずにはいられない人がいます。これは他人事ではありません。
神と向き合って生きる私たちも、この人と同じように生きていきます。

 この人は、何の悩みもない人というのではありませんでした。
かえって、自分の小ささ、頼りなさ、神に背く罪深さ、そして罪ゆえに悲劇に
突き進み、身動きできなくなっている惨めさを味わっていました。
そんな苦しみの中で夜空を見上げたのです。そして気づきました。
自分のようなものに神は心を配り、顧みて下さっていることに。

 夜空の月や星に限らず、大自然を見ると、それをお創りになった神の
大きさに気づかされます。しかし、それがどうして感動になり、生きる力に
なるのでしょうか。この人は、「天の大自然の大きさを見て、自分の悲しみは
小さいことに過ぎないと思った。だから小さいことにクヨクヨするのを止めて
生きるようになった。」とでもいうのでしょうか。

 この人が見てきた自分の小ささや罪深さは、人間の抱える大問題です。
人を苦しめるだけでなく、滅びにつながることであり、取るに足りない問題では
ありません。そうであれば、大きな神を感じたときには、その神に裁きかれるべき
自分を嘆き、恐れを感じることしか出来ないのではないでしょうか。

 大自然を見ただけで、神を賛美できたのは不思議です。
しかし、私たちは大自然をお創りになった神が主イエスを与えてくださった
ことを知っています。
 罪を赦し、永遠の命に招き入れるために、大きな大きな神が小さな
小さな私たちに主を与えてくださいました。
 このことを知っているゆえに、神の愛に包まれていることを確信できます。
ですから、自分の小ささにもかかわらず、神に深い信頼を寄せられます。
私たちはこの詩人以上に、神を賛美して生きられるのです。